犬フィラリア症 予防と対策


蚊はフィラリアを運んできます。暖かくなって、蚊が発生しやすい時期になったら、フィラリア予防を必ず忘れないようにしましょう。
きちんと予防すれば、感染を防げます。また、蚊が多い場所にはなるべく犬を近づけないようにしましょう。
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フィラリアは代表的な心臓の病気で、長さ20~30cmのソーメン状の寄生虫(犬糸条虫)が蚊を介して、犬の心臓や肺動脈に寄生します。症状が重くなると呼吸困難を起こし、内臓機能が異常をきたす重大な病気です。
感染した犬の血を、蚊が血と一緒に血液中のフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)を吸うと、フィラリアの幼虫が蚊の体内に入ります。
蚊の体内で2週間以上経過して成長し、その蚊が別の犬を吸血したときに刺し傷から感染力のついた幼虫が、再び犬の体内に入り込み最終的に心臓に達し感染が広がっていくのです。
たくさんのフィラリアが血液の流れを邪魔したり、心臓の弁の動きを悪くしたりするために、心臓病の症状があらわれます。
中・大型犬では寄生数が少ないと無症状で過ごしている犬もいます。
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最近では重度のフィラリア症を発症する犬は減っているようです。でも、今もまだ多くの感染例が報告されている怖い病気であることには変わりません。
感染初期はほとんど無症状のまま進行するので、気づかないうちに病気が進行することもあります。
フィラリアは心臓とその周辺の太い血管のなかに寄生し、しだいにセキがではじめて慢性化するとぜんそくのようにひどくなります。セキの刺激で血をはくこともあります。
おなかに腹水がたまってパンパンにはることがあり、呼吸困難や食欲不振、運動をいやがり体重が減るなどの症状が出ます。末期になると心臓が機能不全になり、全身的な循環障害に陥ります。
また、急性のフィラリア症では、突然はげしい呼吸困難となってコーヒーの色の尿がでるなどし、心不全で命をおとすことがあります。
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蚊の発生する地域では現在でも感染の危険がある病気です。フィラリア症に感染して、内臓の機能がいったん損なわれたら、治療をしてもなかなか回復しません。
治療は、成虫が寄生してセキや腹水などの症状がでているときは、症状をやわらげるための対症療法をおこないますが、心臓などに寄生したフィラリアの殺虫治療は副作用をともなうことが少なくありません。
治療を考えるより、感染予防が第一です。住んでいる地域ではいつから予防が必要か、地元の獣医さんに相談して、確実な予防をしましょう。
虫が侵入しても、体内を移行中に予防薬で駆除することができます。蚊が出はじめた1ヶ月以内からはじめて、蚊がいなくなって1ヶ月後まで、適正な量の予防薬を飲ませましょう。

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