様々な犬の習性

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様々な犬の習性

走っているものを追いかける

犬の祖先はオオカミのように獲物を追いかけて捕獲する生活をしていたと見られています。その名残りであると考えられています。
狩りで見られる犬の一連の行動は次のようです。
①背を低くしてゆっくり獲物に近づく
②いっせいに走り出して獲物を追い詰める
③獲物の首などにかみつく
④獲物を振ってとどめをさす
⑤食べる(皮を引き裂いて内臓や肉を食べる)

声でコミュニケーション 声でコミュニケーションをとる

犬は「わんわん」とほえたり、「ウー」とうなったり「クゥーン、クゥーン」と鳴いたりして犬同士や人間とのコミュニケーションをとっています。
一見同じように聞こえる鳴き声も、その時の状況での顔の表情や体の動きなど、犬全体の様子も確認する必要があります。

・相手を威嚇するときは、「ウー」とうなったり「ワンワン」とほえたりします。
・なかよしの友達との再会で挨拶をするとき、うれしさのあまり「ワンワン」とほえたり、なかなか挨拶させてもらえないと、しびれを切らして「クゥーン、クゥーン」と鳴いたりします。
・なかよしの友達と遊んでいると、楽しさのあまりだんだん興奮してきて「ウー」とうなったり、「ワンワン」とほえたりします。
・寂しいときは、「クゥーン、クゥーン」と鳴いて飼い主の関心を引こうとしたり、注目してもらうために「ワンワン」とほえたりします。

犬の服従行動 犬の服従行動

・能動的な服従
①頭を下げる
②尻尾を下げる
③姿勢を低くする
④ふせる

・受動的な服従
①仰向けに寝転がりお腹を見せる
②体は緊張状態になり硬直する

マーキング 電信柱にオシッコをかける

犬の排泄には二つのパターンがあり、一つは純粋に排尿・排便をしたいとき、もう一つはマーキング(自分のにおいを残す)のために行います。犬にとって声でのコミュニケーションの次に、臭いでのコミュニケーションもよく使われます。犬のオシッコのなかには自分を示す臭い物質が入っているからです。

比較的近い距離にいる犬同士は、この臭いをもとにコミュニケーションを図っています。簡単にいえば縄張りを主張しているわけです。人間でいうと、自分の家族が住む家の周囲に柵や門を作ったり、自分の土地に「入るべからず」の看板を立てることと同じです。しかし堀を立てるのと違って、においは時間が経つと消えてしまうので、散歩のときの縄張りチェックはかかせません。

飼育されている家を中心に、お散歩ルートが自分の縄張りなんですね。犬が散歩好きなのは、体を動かしたいという欲求を充たすだけではなく、縄張りチェックをしたい本能が影響しているといわれています。

片足をあげてオシッコ 片足をあげてオシッコをする

オス犬は片足をあげてオシッコをします。メス犬は足をあげずに腰を落としてオシッコをします。もっともオス犬でも子犬のときは足をあげず、成熟してくると足をあげるようになります。この行為も諸説ありますが、できるだけ遠くまで臭いを拡げるため行為だといわれています。

特に雄犬は自分の存在をよりアピールするために、足を高く上げて排尿し、より高い位置ににおいをつけようとします。マーキングは雄にしかみられないと思われがちですが、雌犬でも足を上げてマーキングする犬もいます。

お尻の臭いを嗅ぎあう お尻の臭いを嗅ぎあう

犬同士が対面するとまず相手を確認するため耳や鼻のにおいをかぎあいます。このとき初対面ということもあって、かなり緊張した状態でにおいをかぎあうため、中には緊張のため背中の毛が逆立つ犬もいます。

友達になれそうな場合は目線や顔をそらすことでお互い敵意がないことを相手に知らせます。さらに挨拶が発展すると、お互いのお尻の臭いを嗅ぎあいぐるぐる回り始めます。犬同士の挨拶のひとつで、オスかメスか、強そうなのか弱そうなのかを探っているといわれています。そしてひと通り互いの情報交換がすむと、遊びに誘う姿勢をとり仲良く遊び始めます。

ウンチを後ろ足で飛ばす ウンチを後ろ足で飛ばす

糞をした後に後ろ足で砂をかける動作の意味は諸説あり、、犬が野生時代からの行動特にオス犬によくみられる行動ですが、前足と後ろ足を激しく動かし後ろ向きに地面を引っかいてウンチを飛ばすことがあります。

オシッコでもたまに見られるようですが、自分の痕跡を消そうとしているという説と、臭いづけと視覚的目印をつける意味とがあるという説があります。(ウンチの臭いだけではなく、指の間にある汗腺からの臭いを加えてより縄張りを主張する行為だと考えられえいます。)

隠しているのか、それともニオイを広げているのか、いろんな説があってまだ結論は出ていないようです。

尻尾を丸める 尻尾を丸める

犬が尻尾を後ろ足の間にいれて、尻尾をまるめている状態を見たことがあると思います。この行動は恐怖、不安、服従などを表すシグナルだといわれていますが、実はこの行動も臭いでのミュニケーション行動のひとつで、尻尾で肛門腺(臭腺)に蓋をして相手に臭いを嗅がせないようにしている状態であるといわれています。この状態とは逆に、尻尾を高く上げているときは自信たっぷりで自分の強さを誇示しているのだといわれています。

尻尾をふる 尻尾をふる

相手に対して親しみを表すためだといわれていますが、一方で攻撃的な気持ちがある時には威嚇のために尻尾をふります。尻尾をふっているからといって、安心して近付いてはいけないこともある訳です。

威嚇の場合には尻尾を垂直にはね上げて小刻みにふります。親しみの場合には大きく水平近くまで振ります。犬は恐怖心が高まると、耳を後ろに傾け、口を閉じて歯を隠します。一方、攻撃心が高まると耳を前に傾け、武器である犬歯が目立つように口を開きます。表情もその見極めには重要な要素となります。


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